【グローバル・ニュース(メルマガ版)Vol.28】/2013.7.30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.gtc.co.jp/
━ 今月のラインナップ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
----------------------------------------------------------------
【トピック1】
ISO14001改正速報! CD.2作成が今秋に持ち越し
−改正版ISO14001発行は2015年5月に延期か−
----------------------------------------------------------------
【連載】
マネジメントシステム基礎講座(番外編)
「臨時特集、次期ISO9001はこうなる…かも !?」
文/(株)グローバルテクノ 研修部 萬木 智
----------------------------------------------------------------
【トピック2】
注目される規格開発動向。“制定手順”と“用語”について解説
----------------------------------------------------------------
【トピック3】
OHSマネジメントシステムのISO規格化、続報!
−日本はISO規格化に反対−
----------------------------------------------------------------
【トピック4】
新規開設、「ISO27001規格改訂解説コース」
----------------------------------------------------------------
【トピック5】
第22回 「修了生の集い(ホームカミングデイ)」
−情報セキュリティ対策の成熟度評価と構築ツール−
----------------------------------------------------------------
【トピック6】
対象コース開催せまる!
最大25,000円キャッシュバック 「宿泊費応援キャンペーン」
----------------------------------------------------------------
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
────────────────────────────────
【トピック1】
ISO14001改正速報! CD.2作成が今秋に持ち越し
−改正版ISO14001発行は2015年5月に延期か−
────────────────────────────────
2013年6月20〜23日、TC207ボツワナ総会においてSC1/WG5会合
(ISO14001改正作業グループ)が開催されました。今回のWGでは
CD.1に対するコメントを検討し、CD.2を作成する予定でしたが、1,200
件を超すCD.1へのコメント処理が終了せず、CD.2作成は次回会議以
降に持ち越されました。次回会議は、10月6〜11日にコロンビア/ボ
ゴタにて臨時WGとして開催される予定です。延べ5日間という臨時会
合としては異例の長期日数を取り、残りのコメントを処理しCD.2を作成
する予定とのことです。またCD.2作成が延期されたことに伴い、ISO
14001改正スケジュールも下記のとおり変更されました。なお、スケジ
ュールは現時点での予定です。今後の進捗により、さらに変更される
可能性があります。
・CD.2回付:(変更前)2013年7月→(変更後)2013年12月
・DIS回付:(変更前)2014年1月→(変更後)2014年4月
・FDIS回付:(変更前)2014年7月→(変更後)2015年1月
・改正版ISO14001発行:(変更前)2015年1月→(変更後)2015年5月
(株)グローバルテクノでは、ISO14001改正情報を下記のセミナーで
提供しています。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
★『ISO14001審査員CPDコース(CEAR登録CPDコース、1日)』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso14000/ecp.html
2013年8月2日(金)大阪、2013年8月9日(金)東京
2013年9月6日(金)東京、2013年10月2日(水)大阪
2013年10月18日(金)東京
TC207/SC1/WG5日本代表委員である吉田敬史講師の人気セミナー
です。ISO14001改正の最新情報が得られます。
★『ISO14001審査員審査員研修コース リフレッシュコース(CEAR承認、1日)』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso14000/eqa.html#eqa-r
2013年8月3日(土)大阪、2013年8月10日(土)東京
2013年10月5日(土)大阪、2013年10月19日(土)東京
CEAR登録審査員・主任審査員の方は、1日7時間の受講で15CPD時
間として計上できます。
text by 澤本
────────────────────────────────
【連載】
マネジメントシステム基礎講座(番外編)
「臨時特集、次期ISO9001はこうなる…かも !?」
文/(株)グローバルテクノ 研修部 萬木 智
────────────────────────────────
みなさん、こんにちは!6月初旬に、待望のISO9001のCD(委員会原
案)が発行され、コメント・投票が開始されました。実は…6月中旬から
7月中旬にかけての一時期、複数のWEBサイト(例:BSI、ASQ)でISO
9001のCDが無料で公開されていましたが、規格の原案の著作権の
問題などいろいろな大人の事情があるのか、いつの間にか閲覧できな
くなってしまいました(残念無念)。7月30日現在、日本規格協会の
webストアで、原本冊子または原本PDFを3,990円で購入できます。
http://www.webstore.jsa.or.jp/webstore/Com/FlowControl.jsp?lang
=jp&bunsyoId=ISO%2FCD+9001%3A2013&dantaiCd=ISO&status=1&pageNo=0
ご関心をお持ちの方は、ぜひご購入されることをお薦めいたします!
ISO9001のCDは6月初旬に各国の委員会に配布され、さらに各国の
委員会から関連団体などに配布されて、コメントを受け付けることにな
っています。当社にも研修機関の協議会等を経て届くのですが、勝手
に外部に公開したり商業的に利用することが厳しく制限されています。
そのため原案を丸っとお見せすることはできませんが、差支えのない
範囲でご紹介させていただきます。
これまでにも何度かご説明したように、ISO9001は2015年の次期改訂
にあわせて、いわゆる「共通テキスト」に従って、箇条1〜箇条10の構
成になる予定です。ISO9001の委員会原案(以下、CD9001と略します
)は、2013年6月13日に、文書番号「ISO/TC176/SC2/N1147」として
発行されました。CD9001の目次(仮訳)は次の通りです。タイトルの前
に「+」が付いたものは、「共通テキスト」に対してCD9001で追加され
た箇条です。「△」が付いたものは「共通テキスト」の通りではなく箇条
のタイトルが変更された箇所です。
序文
1 適用範囲
2 引用規格
3 用語及び定義
4 組織の状況
4.1 組織及びその状況の理解
4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
4.3 品質マネジメントシステムの適用範囲の決定
4.4 品質マネジメントシステム
+4.4.1 一般 *タイトルのみ
+4.4.2 プロセスアプローチ *要求事項になりました !!
5 リーダーシップ
5.1 リーダーシップ及びコミットメント
+5.1.1 QMSに関するリーダシップ及びコミットメント
+5.1.2 顧客のニーズ及び期待に関するリーダーシップ及びコミットメント
5.2 品質方針
5.3 組織の役割、責任及び権限
6 計画
6.1 リスク及び機会への取り組み
6.2 品質目標及びそれを達成するための計画策定
+6.3 変更の計画
7 支援
7.1 資源
+7.1.1 一般
+7.1.2 インフラストラクチャー
+7.1.3 プロセス環境
+7.1.4 監視及び測定機器
+7.1.5 知識
7.2 力量
7.3 認識
7.4 コミュニケーション
7.5 文書化された情報
7.5.1 一般
7.5.2 作成及び更新
7.5.3 文書化された情報の管理
8 運用
8.1 運用の計画及び管理
+8.2 市場ニーズの明確化及び顧客との相互作用
+8.2.1 一般
+8.2.2 商品及びサービスに関連する要求事項の決定
+8.2.3 商品及びサービスに関連する要求事項のレビュー
+8.2.4 顧客とのコミュニケーション
+8.3 運用計画プロセス
+8.4 外部から提供される商品及びサービスの管理
+8.4.1 一般
+8.4.2 外部からの提供の管理の種類及び範囲
+8.4.3 外部プロバイダーに対する文書化された情報
+8.5 商品及びサービスの開発
+8.5.1 開発のプロセス
+8.5.2 開発の管理
+8.5.3 開発からの移管
+8.6 商品の製造及びサービス提供
+8.6.1 商品の製造及びサービス提供の管理
+8.6.2 識別及びトレーサビリティ
+8.6.3 顧客又は外部プロバイダーの所有物
+8.6.4 商品及びサービスの保存
+8.6.5 引き渡し後の活動
+8.6.6 変更の管理
+8.7 商品及びサービスのリリース
+8.8 不適合商品及びサービス
9 パフォーマンス評価
9.1 監視、測定、分析及び評価
+9.1.1 一般
+9.1.2 顧客満足
+9.1.3 データの分析及び評価
9.2 内部監査
9.3 マネジメントレビュー
△10 改善
10.1 不適合及び是正処置
△10.2 改善 *タイトルから「継続的」が削除された。
+附属書A(参考) 品質マネジメントの原則
+参考文献
目次を見ていただくとお分かりのように、「共通テキスト」と同じ構成な
ので、規格の本文も要求事項の大半も共通しています。ちなみに、要
求事項としてカウントされるshallは129箇所(現在は約136箇所)出てき
ます。
ISO/IEC専門業務用指針第1部(統合版ISO補足指針)の附属書SLの
Appendix2に示される「共通テキスト」は、日本規格協会のwebサイト
(http://www.jsa.or.jp/itn/shiryo-1.asp)で公開されています。
次号からは、附属書SLの「共通テキスト」に沿って、楽しく読める逐条
解説をスタートします。また、その合間合間に、ISO9001/ISO14001/
ISO27001の原案の固有の要求事項について、最新動向を盛り込みな
がらご紹介いたします。乞うご期待!
────────────────────────────────
【トピック2】
注目される規格開発動向。“制定手順”と“用語”について解説
────────────────────────────────
ISO9001、ISO14001の2015年改訂に向け、動向が話題になっていま
すが、いま一度、制定手順と用語について解説します。
国際規格(IS)の発行は、6つの段階を経ることになります。また、最初
の提案承認より、36ヵ月以内に発行されることになっています。
(1)新作業項目(NP:New Work Item Proposal)の提案
各国のISO加盟機関の専門委員会(TC)、分科委員会(SC)より新た
な規格策定、現行規格の改定提案がなされます。各国の投票により
承認されます。
(2)作業原案(WD:Working Draft)の作成
承認後、TC/SCのWG(Working Group)では作業原案(WD)策定にあ
たるメンバーを任命し、WGにおいてWDが作成されます。
(3)委員会原案(CD:Committee Draft)の作成
WDは、CD案としてTC/SCのP(積極的参加)メンバーへ回付されます。
意見を受け修正された後、投票により承認が得られれば最終規格原
案(DIS)として登録されます。
(4)国際規格原案(DIS:Draft International Standard)の照会
DISは全てのメンバー国へ回付されます。投票により承認が得られれ
ば、最終国際規格案(FDIS)として登録されます。否決された場合は、
修正して再投票になります。
(5)最終国際規格案(FDIS:Final Draft International Standard)の承認
FDISは全てのメンバー国へ回付されます。この段階での規格内容の
修正は認められません。投票により承認が得られれば、国際規格(IS)
として発行されます。
(6)国際規格(IS:International Standard)の発行
現在、ISO9001、ISO14001ともにCD段階です。ISO9001は9月10日ま
でに、各国の加盟機関が意見と賛否を述べることになっています。
ISO14001は、【トピック1】でお知らせしたとおりです。
────────────────────────────────
【トピック3】
OHSマネジメントシステムのISO規格化、続報!
−日本はISO規格化に反対−
────────────────────────────────
先月お知らせしました労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)の
ISO規格化に関する続報です。NWIPに対する投票結果は賛成30、反
対8で可決され、日本は反対票を投じたようです。規格発行予定は
2016年という情報もありますが、まだ定かではありません。情報が少
なくなかなか詳細をお伝えできませんが、今後も随時情報を発信して
いきます。
★『OHSAS18001審査員資格拡大研修コース(IRCA認定、3日間)』
http://www.gtc.co.jp/semn/ohsas/ohsla.html
2013年8月16日(金)〜18日(日)大阪
宿泊費応援キャンペーン対象コース、締切間近です!
★『労働安全衛生関連法規セミナー(1日)』
http://www.gtc.co.jp/semn/ohsas/ohl.html
2013年8月22日(木)大阪
2013年度新規コース、大阪初開催です。
text by 澤本
────────────────────────────────
【トピック4】
新規開設、「ISO27001規格改訂解説コース」
────────────────────────────────
ISO27001:2013が今年の秋に発行が予定され、JIS化は来年の春頃
が想定されます。企業が最新版に対応する猶予期間は、ISO発行後
およそ2〜3年以内と想定されます。猶予期間がありますので、担当者
の方は焦らず、まずは規格改訂の動向を本セミナーで把握して下さい。
規格改訂内容に関するポイントを第一線で活躍するISMS主任審査員
が分かりやすく解説します。さらに、改訂に伴い認証取得企業がこれ
から対応すべきことを解説します。
★『ISO27001規格改訂解説コース(半日)』
http://www.gtc.co.jp/semn/isc/isk.html
2013年9月20日(金)東京、2013年10月24日(木)東京
2013年11月8日(金)東京、2013年12月10日(火)東京
────────────────────────────────
【トピック5】
第22回 「修了生の集い(ホームカミングデイ)」
−情報セキュリティ対策の成熟度評価と構築ツール−
────────────────────────────────
7月20日(土)に中野研修センターで開催した、第21回修了生の集い
は、今年で創業21年となるグローバルテクノ史上最多の総勢140名の
ご来場を賜り、満員御礼&大盛況となりました。ご来場いただいた皆
様にあらためて御礼申し上げます。ホームカミングデイは、修了生の
皆様のご要望をできる限り盛り込んで、最新の役立つ情報を提供して
参ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
★『修了生の集い(ホームカミングデイ)』
−情報セキュリティ対策の成熟度評価と構築ツール−
http://www.gtc.co.jp/semn/homecomingday/index.html
ISMS(情報セキュリティ)をテーマにした修了生の集いを開催してほし
い!というご要望におこたえして、今回は、中小企業でも情報セキュリ
ティの管理体制を構築・運用しやすいように「構築ツール」と「テンプレ
ート」が用意された「情報セキュリティ対策成熟度評価制度(CMSiS)」
をご紹介いたします。CMSiSは、ISO27001の認証取得までの準備段
階として、または、取引先の要望に応えるために簡易型のISMSを構
築・運用したり、自社や取引先のISMSの成熟度を評価したり、いろい
ろな活用が期待できます。
【講演内容】
・情報セキュリティ対策成熟度評価制度(CMSiS)の特長
・ISO 27001とCMSiSの親和性
・成熟度評価チェックリストと構築ツールのご紹介
・認証取得事例のご紹介
日時:2013年9月19日(木)、13:15〜15:20(講演会)、15:30〜17:00(交流会)
参加費:¥3,000(税込)
会場:グローバルテクノ中野研修センター(東京都中野区中野5-5-11)
定員:60名様(先着順)
特典:構築ツールCDを無料で差し上げます !!
────────────────────────────────
【トピック6】
対象コース開催せまる!
最大25,000円キャッシュバック 「宿泊費応援キャンペーン」
────────────────────────────────
グローバルテクノでは、8月に行われる「審査員研修コース」を対象に
した、「宿泊費応援キャンペーン」を行います。毎年、夏の開催には、
普段お仕事の都合でまとまった休みを取りづらい方、会場より遠方に
お住まいの方に大変好評をいただいております。今年は、そのような
方々をキャンペーンで応援させていただきます!
対象のコースにご参加の方に限り、宿泊費の一部(一泊あたり5,000
円を超えた分、上限有)をキャッシュバックさせていただきます。より快
適な受講にお役立て頂ければ幸いです。なお、会場近郊にお住いの
方のご利用も可能です。日常を離れ、受講に集中してみるのはいか
がでしょうか?
★『8月の審査員研修コース対象 「宿泊費応援キャンペーン」』
http://www.gtc.co.jp/semn/stay_campaign.html
※キャンペーンの適用には条件がございます。ご確認ください。
★『ISO9000審査員研修コース(JRCA承認/IRCA認定、5日間)』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso9000/las.html
2013年8月10日(土)〜8月14日(水)東京
2013年8月26日(月)〜30日(金)東京
2013年8月10日(土)〜14日(水)大阪
2013年8月10日(土)〜14日(水)名古屋
★『ISO14001審査員研修コース(CEAR承認/IRCA認定、5日間)』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso14000/eqa.html
2013年8月10日(土)〜14日(水)東京
2013年8月10日(土)〜14日(水)大阪
★『ISO14001審査員資格拡大研修コース(CEAR承認、3日間)』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso14000/eqa3.html
2013年8月19日(月)〜21日(水)東京
★『OHSAS18001審査員資格拡大研修コース(IRCA認定、3日間)』
http://www.gtc.co.jp/semn/ohsas/ohsla.html
2013年8月16日(金)〜18日(日)大阪
★『ISMS審査員研修コース(JRCA承認/IRCA認定、5日間)』
http://www.gtc.co.jp/semn/isc/ila.html
2013年8月12日(月)〜16日(金)東京
★『ISMS審査員資格拡大研修コース(JRCA承認、3日間)』
http://www.gtc.co.jp/semn/isc/ila.html#ila3
2013年8月7日(水)〜9日(金)東京
★『プライバシーマーク審査員研修コース(JIPDEC認定、5日間)』
http://www.gtc.co.jp/semn/isc/pma5.html
2013年8月5日(月)〜9日(金)東京
★『道路交通安全マネジメントシステム審査員トレーニングコース(3日間)』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso39001/rta3.html
2013年8月14日(水)〜16日(金)東京
★『食品安全マネジメントシステム審査員研修コース(JFARB承認/IRCA認定、5日間)』
http://www.gtc.co.jp/semn/fsms/fla5.html
2013年8月12日(月)〜16日(金)東京
********************************
エアコンの機種によりますが、除湿運転には「再熱除湿方式」と「弱冷
却式除湿」があり、前者は湿った空気を熱交換器で除湿し、その後乾
いて冷えた空気を熱交換器で設定温度まで暖めて送るそうです。つま
り消費電力が上がります。また「弱冷却式除湿」の消費電力は冷房と
ほぼ同じ。除湿運転をなんとなく好む方がいますが、暑いので涼しくし
たいという時は冷房を、ジメジメ感が気になるという時は除湿を選ぶべ
きだそうです。
|