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グローバルテクノ メールマガジン Vol.7


【グローバル・ニュース(メルマガ版)Vol.7】/2011.10.25
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http://www.gtc.co.jp/


━ 今月のラインナップ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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【トピック1】
JIS Q 50001発行! ・・・でも、エネルギーマネジメントシステムってなに?
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【トピック2】
日本環境倶楽部セミナー 「温暖化政策と低炭素社会の推進について」
参加レポート/ISO14001審査員研修コース 主任講師 栗原 重紘
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【トピック3】
「ISO9004のススメ」 QMSの改善ツールとして活用しないとモッタイナイ!
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【連載】
役に立つISO9001/新しい視点からの規格解説
第3回 「5 経営者の責任」
文/国際システム審査株式会社(ISA) 審査部長 黒岩 和典
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【注目セミナー】
11月よりコース内容がリニューアル 『ISO9001審査員CPDコース』、他
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【トピック1】
JIS Q 50001発行! ・・・でも、エネルギーマネジメントシステムってなに?
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エネルギーマネジメントシステム規格「JIS Q 50001」が10月20日に正式
発行されました。国際規格「ISO50001」発行から4か月、いよいよ国内規
格が誕生しました。これにより認証制度も一気に加速するものと思われ
ます。とはいえ、まだまだエネルギーマネジメントシステム(以下EnMS)
とは何か、疑問も多いことと思います。そこで今回は「JIS Q 50001」と周
辺動向について、弊社お客様から多く寄せられるご質問を中心にQ&A
形式で疑問にお答えしたいと思います。

Q.EnMS(JISQ50001)ってなに?
A.EnMSは、組織のエネルギー効率、使用及び使用量を含むエネルギ
ーパフォーマンスを改善するために必要なシステムとプロセスを確立す
るためのマネジメントシステム規格です。

Q.ISO9001やISO14001とどう違う?
A.ISO50001も、ISO9001/14001と同様にPDCAサイクルによる継続的
改善を要求されるマネジメントシステムです。ただし、ISO9001/14001の
要求がシステムの改善であることに対して、ISO50001はパフォーマンス
の改善まで要求しています。組織が使用するエネルギーの把握と改善、
これがISO50001の大きな特徴といえるでしょう。

Q.ISO14001の適用範囲と重複していない?
A.従来ISO14001取得組織では、エネルギー使用を環境側面として管
理対象としていますから、確かにISO14001の適用範囲と重複している
ところもあるでしょう。違いとしては、ISO14001が組織の活動、製品、
サービスすべてから生じる環境影響を対象としていることに対して、ISO
50001は組織が使用するエネルギーに特化していることで、より組織活
動を重視したより詳細なエネルギーレビューとシステム管理が必要とい
うことです。

Q.ISO14001のように審査はある?
A.ISO50001規格は要求事項なので、ISO9001/14001と同様に第三者
認証制度があります。(公財)日本適合性認定協会(JAB)が認定プロ
グラムを開始しています。9月8日時点ですでに6機関の認定申請が受
理されています。

Q.EnMS審査員になるには?
A.これもISO9001や14001同様に、審査員評価登録制度があります。
日本では(財)省エネルギーセンターがエネルギーマネジメントシステム
審査員評価登録センター(CEMSAR)を設立し、EnMS審査員の評価登
録を行っています。申請のためには、CEMSAR承認の審査員研修コー
スを修了し、試験に合格することが必要です。また、実務経験等も必要
です。弊社でもISO50001審査員資格拡大研修コースを開催しています
(現在、CEMSAR承認申請中です)。

Q.IRCA審査員だが、資格拡大研修コースは受けられない?
A.CEMSAR承認の審査員資格拡大コースは、JRCA/QMS、または
CEAR/EMS審査員資格を持つ方を対象としていますが、JRCA、CEAR
以外のQMS/EMS審査員資格を持つ方でもCEMSARの許可があれば
受講可能です。ただし、合格した場合、資格拡大申請先はCEMSARと
なることにご注意ください。

Q.認証取得すると何かいいことある?
A.ISO50001の導入により、組織はエネルギーコストの改善、それにと
もなう競争力の強化が期待できます。また、ISO50001認証取得が資源
エネルギー庁は総合評価落札方式の委託事業(調査、広報、研究開
発等)の評価項目にとして加わるなど、さまざまなメリットが今後も広が
っていくことが期待できます。

ISO50001について、さらに詳しく学習したい方は、弊社ISO50001関連
セミナーをお勧めいたします。

★『ISO50001関連セミナー』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso14000/index.html#50001

text by 研修部 澤本


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【トピック2】
日本環境倶楽部セミナー 「温暖化政策と低炭素社会の推進について」
参加レポート/ISO14001審査員研修コース 主任講師 栗原 重紘
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2011年10月20日、日本環境倶楽部主催のセミナー「温暖化政策と低炭
素社会の推進について〜震災後どうなるエネルギーと温暖化政策」に
参加しました。グローバルテクノの環境セミナー講師として、気になった
点、最新情報をお届けします。

当日の講師は、環境省 地球環境局 低炭素社会推進室 室長 土居
健太郎氏。今、国内で一番注目される問題に対し、最前線で、課題に
取り組んでおられる氏の講演に、私を始め、参加者もかなりの注目度
だったと思います。まず、現在の状況、来年に向けて懸念されることが
伝えられました。

(1)電力は、今冬も需給は拮抗となる見込み。また、2012年夏はピーク
時に約1割の電力不足となる見通しであり、全ての原発を火力で代替す
ると、燃料コストが年間3兆円以上かさむ見通しである。
(2)2010年6月に決定した現行のエネルギー基本計画、「2030年に電力
供給の過半を原子力に依存する内容」を白紙から見直すことになった。
(3)2011年10月3日、エネルギー・環境会議でコスト等検証委員会を発
足、これに呼応して原子力委員会も活動開始された。原発依存度低減
や電力改革のシナリオを具体化していく。コスト等検証委員会で新たな
エネルギーベストミックスの検討を国民合意を得つつ行うべく、各電源
の発電コストについて網羅的に、かつ整合性をもった客観的なデータ提
供を行う予定である。
(4)京都議定書で約束された2008〜2012年に排出量を-6%(1990年比)
にする課題だが、2008、2009年は達成、2010年は貯金できるか?とい
う現状である。しかし2011年、2012年に原発を稼働しないとしてもあきら
める事はなく、2012年夏の節電がポイントになる。鳩山元首相が約束し
た、「2020年に-25%」に対し、実効性のある国際的枠組みを作っていく
ことに変わりは無い。

当日は、現場の生の声を聞く事ができて、大変興味深かったです。これ
からのエネルギー政策は、国民の同意がまず必要となり、このような声
が広く国民に届くことを願います。私もグローバルテクノのセミナーを通
して、最新情報を受講生にお伝えできればと思います。


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【トピック3】
「ISO9004のススメ」 QMSの改善ツールとして活用しないとモッタイナイ!
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ISO9001の認証取得はしてみたものの、決められた手順を守り、必要に
応じて見直しをし、QMSを運用していく中で、「あの頃の○○」が忘れら
れてきていませんか?

― 認証取得すれば、こうなる(良くなる)と期待していたのに・・・
― 認証取得はゴールではなくスタートだ・・・(何の!?)

QMSに取り組む組織の活動は、「認証取得したらおしまい」ではなく、
「認証取得を維持することが目的」でもないはずです。

「QMSに取り組む目的」
ISO9001の序文には、「品質マネジメントシステムの採用は、組織の戦
略上の決定によることが望ましい」とあります。その組織の戦略がどの
ようなものかを知らなければ、組織がQMSに取り組み、ISO9001の認
証を取得・維持する目的は分からないはずです。

「認証取得の次の段階へ」
認証取得という一つの目標レベルに到達したことで、ひとまず「標準化」
「QMSの確立」という目的は達成できているはずです。組織のQMSの成
熟度に応じて次の段階へ進むには、組織のQMSの現状を「自己評価」
し、強み・弱み・課題を把握する必要があるでしょう。

「ISO9004をお薦めする理由」
ISO9004(組織の持続的成功のための運営管理―品質マネジメントア
プローチ)は、2009年11月に発行され、2010年10月にJIS化されました。
ISO9004は、組織の持続的成功を達成するための手引きとして、ISO
9001よりも広範囲の品質マネジメントに焦点を当てています。顧客満足
と製品・サービスの品質の向上のみならず、利害関係者のニーズと期
待に応えることによって「組織の総合的なパフォーマンスの継続的改
善」のためのヒントが織り込まれています。(持続的成功:自らの目標を、
長期にわたり達成し維持する組織の能力がもたらす状態)

12月20日(火)に特別開催する、『ISO9004徹底活用コース』では、QMS
の改善ツールとしてのISO9004の活用方法についてご紹介します。

★『『ISO9004徹底活用コース』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso9000/qma.html

text by 研修部 萬木


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【連載】
役に立つISO9001/新しい視点からの規格解説
第3回 「5 経営者の責任」
文/国際システム審査株式会社(ISA) 審査部長 黒岩 和典
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第3回目の今日は、「5 経営者の責任」の解説をしたいと思います。ISO
9001規格要求事項が、どのような状態を実現することを意図しているの
かということ、即ち、要求事項の目的・意図に焦点を当てて記述してあり
ます。

「5 経営者の責任」

「5.1 経営者のコミットメント」
経営管理・業務管理の仕組みを構築し改善するのは、経営者の責任で
あり、経営者は、それらに対する強い意志を、成果を出すこと(又は出さ
せること)によって示します。

「5.5.2 管理責任者」
経営者は、より確実に経営管理・業務管理の仕組みの維持管理を実施
するために、代行者を置き、責任と権限を与えます。その代行者は、経
営者に成り代わって経営管理・業務管理の仕組みの構築と維持管理を
行い、随時その状況を経営者に報告します。

「5.5.3 内部コミュニケーション」
経営者は、大切な情報(顧客クレームなど)を速やかに共有化するため
の仕組みをつくります。また、組織内の縦横のコミュニケーションが十分
にとれるような仕組みを作り、健全な組織(“血液サラサラ”の状態)を実
現します。コミュニケーションの手段としては、各種会議の他、文書(広
報、連絡文書、日報など)、掲示板、提案制度、各種イベント等々、様々
な手段を活用します。

<補足>
  “人”というもっとも重要な経営資源を有効に活用し、最大限の成果を
引き出すためには、その“人”が所属する組織の“組織風土”が非常に
重要なファクターとなります。良好な組織風土のもとでは、あらゆる活動・
施策が有効に機能して望まれる成果が得られますが、問題のある組織
風土のもとでは、あらゆる活動・施策は思うように機能せず、望まれる
成果は得られません。そして、良好な組織風土を醸成する上で、もっと
も重要な機能が「コミュニケーション」です。経営者自らが、内部コミュニ
ケーションの重要性を理解し、常に率先してその促進を図ることにより、
会社経営のすべての活動・施策が有効に機能し、更には、組織の問題
や不平不満の堆積・爆発などを防止することが可能となります。“組織
風土”が、“経営資源の経営資源”(“経営資源”を活かすための“経営
資源”)と言われる所以がそこにあります。

「5.6 マネジメントレビュー」

「5.6.1 一般」
経営者は、経営・業務の実績(結果)を踏まえて、必要に応じて、経営
管理・業務管理の仕組みを、定例会議などの場(定められた間隔)で、
きちんきちんと見直し、必要に応じて修正するための指示を出します
(タイムリーなマネジメントレビュー)。また、期末、期初における短期・
中期経営計画等の振り返りと見直しを行い、必要に応じて改善課題の
設定と指示を行います(総括的なマネジメントレビュー)。

「5.6.2 マネジメントレビューへのインプット」
重要な情報は、経営者への報告が遅れるようなことが無いよう、定例
会議などの場で、きちんきちんと確実に報告します。また、経営計画な
どに関するデータの分析等で得られた情報に関しても、確実に経営者
に報告します。

「5.6.3 マネジメントレビューからのアウトプット」
経営者は、報告を受けた事項に関して、タイムリーな検討及び意志決
定を行い、経営管理・業務管理の仕組みの改善や、製品・サービスの
改善に向けて必要な指示を出します。また、その為に必要な資源の確
保に関して、経営者としての意志決定を行い、指示を出します。経営者
から指示が有った案件については、リストアップして、誰がいつまでに
何をするのかを明確にして、確実に実行させるようフォローします。経
営者から指示があった案件については、そのフォロー結果を、次の定
例会議等の場で、確実に報告します。

〜次号へつづく〜

国際システム審査株式会社(ISA)
http://www.isa-cb.co.jp/


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【注目セミナー】
11月よりコース内容がリニューアル 『ISO9001審査員CPDコース』、他
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11月からコース内容がリニューアル!
★『ISO9001審査員CPDコース(平日開催)』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso9000/cpd.html
★『ISO9001審査員ブラッシュアップコース(土日開催)』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso9000/cp.html

11月7日〜11日、東京・大阪・名古屋開催!
★『ISO9000審査員研修コース(JRCA承認/IRCA認定)』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso9000/las.html

11月18日 東京、11月25日 大阪開催。好評、現在申込多数!
★『ISO14001審査員CPDコース』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso14000/ecp.html

11月16日〜18日、東京開催。SPC/FMEA等、個別受講も可!
★『TSコアツール解説コース』
http://www.gtc.co.jp/semn/qs9000/qs5pa.html

11月17日〜18日、東京開催。好評、現在申込多数!
★『ISMS審査員CPDコース』
http://www.gtc.co.jp/semn/isc/icp.html

11月30日、大阪開催。好評、現在申込多数!
★『OHSAS18001入門コース』
http://www.gtc.co.jp/semn/ohsas/ohi2.html

11月12日、大阪開催 「講演会と交流会」(参加費 3000円)
★今年の講演は『営業、販売、サービスを活かすためのQMS』
http://www.gtc.co.jp/semn/homecomingday/index.html



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