【グローバル・ニュース(メルマガ版)Vol.8】/2011.11.24
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http://www.gtc.co.jp/
━ 今月のラインナップ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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【トピック1】
「今冬の電力需給対策について」公表 〜ISO50001を役立てよう〜
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【トピック2】
年末年始に開講の新コース
『ISO9004徹底活用コース』&『改訂「JISQ15001解説」の完全理解』
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【トピック3】
食品安全ニュース(ほぼ月刊)/「安全な食品とは?」
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【トピック4】
2012年春、各種 『特別セミナー』 を開催します!
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【連載】
役に立つISO9001/新しい視点からの規格解説
第4回 「6 資源の提供」
文/国際システム審査株式会社(ISA) 審査部長 黒岩 和典
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【注目セミナー】
好評受付中!12月の各種コース
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【トピック1】
「今冬の電力需給対策について」公表 〜ISO50001を役立てよう〜
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2011年11月、経済産業省の本日合同開催されたエネルギー・環境会議
/電力需給に関する検討会合において、「今冬の電力需給対策につい
て」が取りまとめられ、公表されました。今夏には、東京電力及び東北
電力管内において、ピーク期間・時間帯の使用最大電力について15%
の抑制(節電)を要請し、特に大口需要家については電気事業法第27
条に基づく使用制限を実施する等の対応を行ったことは記憶に新しい
ことでしょう。この結果、今年の需要・気温が高かった日と気温が同程
度の日を選定して比較した場合、東京電力で−19%、東北電力で−18%
となり、大口需要家においては目標以上の節電が行われる傾向がみ
られたとのことです。
今冬の電力需給バランスについては、一般的に冬期の需要は夏期に
比べて低いことから、定期検査等により停止中の原子力発電所が再起
動しない場合であっても、全国的に見れば、今夏ほど深刻とはならない
見通しとのことで電気事業法第27条に基づく使用制限も発令されない
ようですが、関西電力管内では10%以上、九州電力管内では5%以上の
節電要請をするとのことです。
まだまだ予断を許さない国内の電力需給状況ですが、政府としても「電
力需給ギャップの解消に向け、予算、規制改革等、あらゆる措置を検
討し、できる限りの措置を講じる。その際、短期的に効果がある措置に
限定せず、今後1〜3年間を見据えて効果が期待される措置もあわせ
て講じる。」としています。中長期的な取組みこそ、今後のエネルギー問
題にとって重要な課題といえます。
グローバルテクノでは、エネルギー問題解決のためのご提案として、今
後もISO50001関連セミナーを積極的に開発・開催していきます。皆様の
ご参加を心よりお待ち申し上げます。
2012年1月〜3月の開催日程が決定しました!
★『ISO50001審査員資格拡大研修コース』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso50001/ena3.html
★『ISO50001解説コース』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso50001/eni.html
text by 研修部 澤本
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【トピック2】
年末年始に開講の新コース
『ISO9004徹底活用コース』&『改訂「JISQ15001解説」の完全理解』
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「来年のことを言うと鬼が笑う」という諺があります。明日のことすら分
からないのに、ましてや来年のことなど予測できないということなのです
が、師走も近付き、そろそろ冬支度。いえいえ、そろそろ年末年始の予
定も決めておかねばなりません。
お薦めの年末セミナー、特別開催です!
12月20日(火)東京開催
★『ISO9004徹底活用コース』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso9000/qma.html
ISO9001の規格要求事項を満たすようにQMSを構築・運用しているが、
なかなか効果が上がらない、見えてこないという方に、ISO9004を改善
ツールとして「いいとこ取り」するノウハウを伝授します。
プライバシーマーク付与事業者様 必見の新コース!
1月25日(水)、2月16日(木)、2月25日(土)東京開催
★『改訂「JISQ15001解説」の完全理解』
http://www.gtc.co.jp/semn/isc/pmk.html
「2011年9月、JISQ15001:2006解説が改訂」。この度、JISQ15001改正
後の個人情報保護制度を取り巻く状況の変化を踏まえ、現行JISQ
15001:2006に関する課題を整理し、JISQ15001の規格自体については
改正を行わず、「解説の加除修正」を行うことと、JISQ15001における
表示に関する要求事項を整理することで利用者の利便性を向上する
ため、解説末尾に別表「解説表1-表示事項整理表」を追加することの
見直しが行われました。新旧解説を対比しご説明致します。
text by 研修部 萬木&儀武
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【トピック3】
食品安全ニュース(ほぼ月刊)/「安全な食品とは?」
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唐突ですが、あなたの目の前に、バナナが1本あるとします。そのバナ
ナは安全でしょうか?同じ1本のバナナを安全という人もいれば、安全
でないという人もいます。しかし、世の中には「安全なバナナ」と「安全
でないバナナ」しかありません。安全とはそのくらい明確な概念です。
そうでなければ食品の安全性を評価したり判断することはできないの
ですから。
ISO22000(食品安全マネジメントシステム−要求事項)では、食品安
全を「食品が、意図した用途に従って調理され及び/又は食される場
合に、消費者に危害をもたらさないという概念」と定義しています。
同じ1本のバナナでも、意図した用途(生食用、加熱用etc.)やそれを
食べる消費者(成人、乳児、患者etc.)によって、受容できるリスクが
変わるので、「私にとって安全」なバナナが「あなたにとっても安全」と
は限りません。バナナが安全かどうかは、それを食べる消費者に適用
される安全基準を満たすかどうかで決まります。安全な食品とは、社
会的に合意された安全基準または契約上の安全基準に基づいて安
全性を確認された食品と言い換えることができるでしょう。
一方、消費者は冷蔵庫の中の食材の安全性を豊富な知識及び経験
並びに勘と度胸で即座に判断するように、消費者の立場で安全性を判
断しています。食品事業者が消費者に食品の安全性を理解してもらう
ためには、外部コミュニケーション(ISO22000、5.6.1)によって、意図し
た用途、保管条件、その食品に適用される安全基準を分かりやすく伝
達する必要があります。
あなたの目の前のバナナは、その生産者・販売者が責任をもって安全
性を確認し、保証し、関連する情報を提供してくれているはずです。そ
の情報を信頼して食べるかどうかは、あなた次第です。
次回の食品安全ニュースは、生食のリスクのお話を予定しています。
食品安全について学びたい、取り組みたいという方は、こちらをどうぞ。
12月7日(水)東京開催
★『ISO22000:2005入門コース』
http://www.gtc.co.jp/semn/fsms/fi.html
12月21日(水)〜25(日)東京開催
★『FSMS審査員研修コース(JFARB承認/IRCA認定)』
http://www.gtc.co.jp/semn/fsms/fla5.html
1月7日(土)〜9日(月・祝)東京開催
★『FSMS審査員資格拡大研修コース(JFARB承認/IRCA認定)』
http://www.gtc.co.jp/semn/fsms/fla3.html
text by 研修部 萬木
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【トピック4】
2012年春、各種 『特別セミナー』 を開催します!
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★『役に立つ品質・環境ISO
ISOで明日をもっとオモシロク!形骸化からの脱却』
http://www.gtc.co.jp/semn/kouenkai/kx18.html
品質・環境ISO活動のマンネリ化、形骸化から脱却して、スッキリ&オモ
シロクするためのコツを熱く語ります。さらに、今回は「お悩み相談コー
ナー」を設けることにしました。日頃、ISO活動でお困りのこと、お悩みの
ことを事前にお送りいただき、その解決策について討議してスッキリ!
して帰っていただきたいと思っています。
★『実例!リーンシックスシグマ推進者コース』
http://www.gtc.co.jp/semn/kouenkai/kx19.html
「シックスシグマのベルト知識は得た。プロジェクトも完了した。でも、社
内での盛り上がり(展開)が今一つ...。」こんなお話を良く聞きます。プロ
ジェクト・マネジメントの域を超え、組織内展開です。ところが、組織内展
開のことは、研修も無ければ、本にも書いてない!推進者は皆、悩ん
でいるのが実情です。そこで、グローバルテクノでは、我が国初、シック
スシグマの組織内展開を上手く行うための特別セミナーを開催します。
現役の推進者が特別講師です。皆様のお申込をお待ち致します(先着
24名様)。
★『BCP図上シミュレーション訓練(大規模地震想定)』
http://www.gtc.co.jp/semn/kouenkai/kx20.html
地震対策に取り組む!4時間でわかる図上シミュレーション訓練。本コ
ースは「首都直下型地震」を想定した大規模地震対応の図上シミューシ
ョンの災害模擬訓練です。緊急地震速報の受信から地震の揺れがおさ
まった直後の意思決定や役割行動、情報整理を体験します。大規模地
震災害の臨場感が高い実際に起こりうる事業継続に係るリスクシナリオ
を用いていますので、事業継続の目的や重要性を訓練で体感できる内
容になっています。
★『FDA&QSR入門コース』
http://www.gtc.co.jp/semn/kouenkai/kx21.html
医療機器についてFDAから査察を受ける企業、及び今後FDAに医療機
器に関する申請を予定している企業の担当者の方々にFDAが要求する
ガイドラインを用いて、実体験を通して説明します。とても臨場感があり
FDAが要求する本質を理解することが出来ます。
★『サイバー攻撃即応!インシデント対応、フォレンジクスの実務知識』
http://www.gtc.co.jp/semn/kouenkai/kx22.html
サイバー攻撃は我々にもっとも身近な経営リスクとなりつつあります。こ
れまでの予防的情報セキュリティ対策で十分な時代は、残念ながら終わ
ったと言わざるをません。事後的対策と予防的対策を柔軟に組み合わ
せる必要性が高まっています。このコースでは、組織の情報セキュリティ
対策上、これまで見過ごしがちであった事件事故が実際に発生したとき
の対応方法「事後的対策」を中心に、実務経験豊富な講師が、1日で危
機・実戦に役立つ実務知識を講義します。
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【連載】
役に立つISO9001/新しい視点からの規格解説
第4回 「6 資源の提供」
文/国際システム審査株式会社(ISA) 審査部長 黒岩 和典
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第4回目の今日は、「6 資源の提供」の解説をしたいと思います。ISO
9001規格要求事項が、どのような状態を実現することを意図しているの
かということ、即ち要求事項の目的・意図に焦点を当てて記述してあり
ます。
「6 資源の運用管理」
「6.1 資源の提供」
経営管理・業務管理の仕組みを運用・改善するのに必要な、人的資源、
設備等のインフラ、そして作業環境などの資源を明確にして、確保しま
す。
「6.2 人的資源」
「6.2.1 一般」
間接部門を含む全ての部門で業務に携わる社員は、その業務を実施
するために必要な力量を保有していなければなりません。“力量を保有
する”とは、具体的には、その業務を実施するための教育・訓練を受け
ている、技能を有している、経験がある、資格を持っている、などの根拠
を示す事ができる事を意味します。
「6.2.2 力量、教育・訓練、及び認識」
間接部門の業務も含めて、各業務遂行に必要な社員の力量をリストア
ップし、各社員の現状の力量を評価し、不足している部分、更なる向上
を目指す部分を明確にし、OJTを含む教育・訓練を計画し実行します。
日常業務がきちんとできるか否か、プロジェクトなどが成功するか否か
は、その80%が心理的側面によると言われています(残りの20%が、手段
・手法などの仕組みの側面)。従って、上記の、力量確保の為の活動と
共に、心理的側面の活動、即ち“認識”、“自覚”などを確保するための
活動も計画的かつ積極的に実施することが重要です。
<補足>
ISO9001規格要求では、必要な力量が確保できていれば、教育訓練は
必ずしも実施する必要はありません。しかし、企業にとっては、社員の
成長は最重要課題の一つであり、自己啓発を含めた積極的な教育・訓
練を実施すべきであることは言うまでもありません。
「6.3 インフラストラクチャー」
各業務遂行に必要な建物や場所、ユーティリティ、ソフトウエア、ハード
ウエア、支援体制などを明確にし、確保し、それぞれの重要度に見合っ
た維持管理の仕組みを構築・運用します。
「6.4 作業環境」
製品、サービスの品質、納期、価格などの適合性維持に直接的又は間
接的に影響を及ぼすような作業環境を明確にして、適切に維持管理し
ます。また、社員が、組織への高いロイヤリティーを持って仕事に専念
でき、質の高い仕事ができるよう、精神的・心理的な面での環境整備も
行います。
〜次号へつづく〜
国際システム審査株式会社(ISA)
http://www.isa-cb.co.jp/
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【注目セミナー】
好評受付中!12月の各種コース
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12月5日〜9日東京・大阪、12月19日〜23日東京開催。現在申込多数!
★『ISO9000審査員研修コース(JRCA承認/IRCA認定)』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso9000/las.html
12月5日〜6日大阪、12月8日〜9日東京開催。好評、現在申込多数!
★『ISO9001審査員CPDコース』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso9000/cpd.html
12月16日東京開催。好評受付中!
★『ISO14001審査員CPDコース』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso14000/ecp.html
12月3日東京、12月10日大阪開催。好評、現在申込多数!
★『ISO14001審査員研修コース リフレッシュコース(CEAR承認)』
http://www.gtc.co.jp/semn/iso14000/eqa.html#eqa-r
12月16日〜18日東京開催。好評、現在申込多数!
★『OHSAS18001審査員資格拡大研修コース(IRCA認定)』
http://www.gtc.co.jp/semn/ohsas/ohsla.html
12月5日〜6日東京、12月12日〜13日大阪開催。好評受付中!
★『ISO/TS16949:2009解説コース』
http://www.gtc.co.jp/semn/qs9000/ts.html
12月12日〜16日東京開催。好評受付中!
★『ISMS審査員研修コース(JRCA承認/IRCA認定)』
http://www.gtc.co.jp/semn/isc/ila.html
12月21日〜22日東京開催。好評、現在申込多数!
★『ISMS構築実践コース』
http://www.gtc.co.jp/semn/isc/ipd.html
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