2005年1月号 特集 統合マネジメントシステム システム統合による効率化、スリム化の現状 ISO14001:2004がよりISO9001:2000との両立性を図ったことで、今後ますます品質・環境を中心にした統合マネジメントシステムへの取組みが活発になると思われる。特にセクター規格の拡がりによって、企業側も様々な側面からマネジメントシステムの導入が求められることとなり、複数のマネジメントシステムを個別に運用することが、組織の大きな負担となることは明らかである。 しかし、現状では統合マネジメントシステムに関する規格はもちろん、正式なガイドラインさえ存在しない。その状況の中でも多くの組織・企業が独自の理念、アイデアで統合マネジメントシステムを構築・運用しているが、マニュアルを中心とした文書の統合、組織体制、そして審査対応など様々な疑問点が依然として存在しているのも事実である。そこで今回の特集では、これら統合マネジメントシステムの課題について、解説・事例を中心として、その現状を考察する。
■ 統合マネジメントシステムの構築ポイント MSTEC株式会社 代表取締役社長 齋藤 喜孝氏 ■統合マネジメントシステム事例 池田印刷株式会社(ISO9001/ISO14001) 代表取締役社長 池田 幸寛氏 本部生産管理課 課長 門 貞一氏 キヤノン・スーパーコンピューティング・エスアイ株式会社(ISO9001/ISMS) SI本部 アドミニストレーションGr.マネージャー 奥村 博信氏 ■審査登録機関の対応 ビーエスアイジャパン株式会社 認証事業本部 EMS技術部長兼EMS審査グループリーダー 竹内 裕二氏 ■統合マネジメントシステムの問題点 編集室 ■第18回 「四つの視点」(審査機関、審査員研修機関、コンサルタント) 今月のテーマ 『ISO14001における環境教育』 1.(社)日本能率協会 審査登録センター 環境担当技術部長 笹森 幹雄氏 2.(株)イーエムエスジャパン 研修グループ 審査員研修コース講師 綿谷 勇氏 3.(株) マネジメント・リンク・インターナショナル 代表取締役 仁田 多美子氏 ■連載 第20回 Ver.0からの出発―ISOを切り拓いた人たち― 財団法人 日本適合性認定協会 顧問(前・専務理事) 大坪 孝至氏 ■Topics 爆発的成長を遂げる中国のISO事情―上海質量協会、現地企業訪問で見た中国の現状― 株式会社グローバルテクノ 代表取締役社長 砂川 清栄氏 ■連載 リレー随筆 〜品質編〜 「売上向上のための営業部門へのISO9001の適用」 株式会社エコヒルズ 代表取締役 田宮 嘉一氏 ■連載 リレー随筆 〜環境編〜 「ラブ・レボリューション21」 有限会社バショウ・ハウス 主宰 加藤 久人氏 ■NEWS FLASH ・BS15000の認証登録を発表 ・JACOがISO9001認証登録1000件達成 ・JQAがCDMの正式指定運営機関に ・グローバルテクノがISO14001:2004の講演会を開催 ・ISO22000認定機関にJABが積極対応 ・BSIとJISCが標準活動の協力関係を確認 ・JABが環境ISO大会を2月に開催 ■連載 第5回 「ISO/TS16949:2002導入のポイント」―顧客志向プロセス・システムアプローチ・プロセスアプローチ― ロイド・レジスター・クオリティ・アシュアランス(LRQA) 井ノ口 正氏 ■連載 第3回 「食品安全マネジメントシステムとは何か」 ―各原則/規格の概要(続き)― フーズ・コミュニケーションズ 代表 西浦 孝輝氏 ■連載 第3回 「組織における情報セキュリティの意義」 ―情報セキュリティマネジメントシステムについて― 株式会社 日本情報セキュリティ認証機構(JACO-IS) 顧問(前・代表取締役社長) 岡田 政紀氏 ■連載 マネジメントシステム導入「コンサルティングの事例から」 株式会社 日本コンサルタントグループ・建設産業システム研究所 志村 満氏 ■ISO取得最新動向 株式会社交通新聞社 ―ISO9001:2000― 常務取締役 河田 健治氏 常務取締役 横田 薫氏 総務部 次長 黒田 友邦氏 経営企画室 片山 貴裕氏 ■連載 ISO9001:2000 ミニQ&A ■連載 質素9001 〜あるいはネコ好きのためのISO入門〜 ■JAB ニュース/NEWS ■ISO9000/14000 11月の認証実績 ■アセスメント協会活動報告