ISO14001は、システムを改善し、組織のパフォーマンスを改善向上させることによって、経営に貢献できる経営管理ツールとして活用できます。幸いにもISO14001は、自主的・積極的に取り組むことで、環境保全だけではなく、リスク管理が可能であり、経営そのものに影響を及ぼし改善できるような規格の構成になっています。組織が第三者審査に期待しているのは、規格要求事項に対する○×の判定だけではありません。組織のシステム改善に寄与できるように審査を進めなければ、組織にとっては意味がありません。そのためにも、システム改善につなげる質問の方法などを身に付ける必要があります。
また、審査員は「EMSによる審査基準への適合性審査」を目的に、客観的な審査基準で淡々と進めながら役目を果たすだけでなく、規格が求めているのは何かという性善説を理解した上で、正確に確実に規格を解釈し、それをベースにした質問の仕方・ポイント・目の付け所などを身に付ける必要があります。
本コースを受け持つ私たちは、研修機関のリーディングカンパニーの講師としての自覚を持ち、審査・コンサルティング・マネジメントの経験則に裏づけした豊かな力量を発揮し、研修に参加される皆様の目的が達成できるよう実践に役立つ講義と実務演習を親身に行っています。このことは、参加される三つのタイプ(審査員を目指す、組織でのレベルアップ、コンサルタントを目指す)の方々に好評で、熱意がある、非常にわかりやすい等と高い評価をいただいています。特に演習は、受講される皆様の参加型を基本に、審査現場風景を考慮し、実践さながらに行っています。厳しくも楽しくそして実践に役立つ研修になるものと確信しています(総研修時間の約6割が演習です)。
審査員は、資格ではなく力量で選ばれるのが市場の要望であります。従って、審査員はもちろん環境保全のリーダー役は、大きな力量を身に付けた指導的人材として地球・地域・組織の環境保全に貢献していきましょう。そのお手伝いは、私たちの講師陣がお引き受けいたします。審査員、組織でシステム構築・実施・維持されるリーダー役、コンサルタントを目指す皆様、是非5日間コースの研修会場でお会いしましょう。講師一同お待ちしております。
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