東日本:東日本アセスメント協会(E-JAA) |
永続的発展と人の輪が拡がり・つながることを祈念して、メーリングリストと フェイスブック https://www.facebook.com/ejaaweb を運用中。
1996年2月に栃木支部として発足後、北関東支部→北関東アセスメント協会→東日本アセスメント協会と名称変更を重ねて現在に至っています。活動本拠地を宇都宮としていますが、東京・神奈川・埼玉・栃木・群馬などから参加いただいております。
活動の特徴は、組織・一般市民・コンサルタント・審査員など様々な立場のメンバーが対等な立場で議論出来る自由な雰囲気があり、会員のみならず広く社会の方々にも参加いただける“公開講座”を開催していることです。
おかげさまで宇都宮を活動拠点としてスタートしてから、2016年には設立20周年を迎えました。“東日本”という名称にこだわることなく、活動の趣旨に賛同いただける方であれば、どなたでも歓迎です。気軽なお試し体験(オブザーバー参加)からいかがでしょうか!
―活動方針―
Give&Takeの精神を基本とし、会員の仕事上の課題解決及び情報交換・相互啓発を目指し、付加価値を感じる活動と人脈の形成を図る。
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関西:関西アセスメント協会 |
関西アセスメント協会は、関西を中心に活動しているISO審査員の交流の場であり、研究機関です。
次の問題を解決する場として大変有効です。
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審査員の資格を取得したけれど、さらに勉強をして審査員としての力量を上げたいと思っている方。 |
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社内のISO事務局として、内部監査員としての力量を上げたいと思っている方。 |
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自社にISOを導入したが、コンサルに多額の費用をかけるより自ら勉強して改善したい方。 |
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毎年の提出が必要なCPDの勉強の時間確保に困っている方。 |
関西アセスメント協会では、年6回の例会と2回のフィールドワークを通して、QMS及びEMSの審査員としての力量向上、又、社内の担当者としての見識の向上をはかるための勉強会を行っております。メンバーは、要求事項の理解や、審査する技術力の向上に向けた勉強に熱く向き合う人が多く、CPD作成のための勉強に留まらず、自らの力量向上に向けた意欲の高さをお互いに感化しあっています。
ご興味がある方は、一度覗いてみませんか。 但し、入会には簡単な審査があります。まずは下記メールにて、ご連絡をお願い致します。 尚、頂きました情報は、協会からの連絡以外には使用致しません。
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東京:アセスメント協会東京 |
東京では、月例会を開催(但し、8月は休会月)しています。午前中は、製品・労働安全研究部会、午後からは環境マネジメントシステム研究部会および品質マネジメントシステム研究部会を開催しておりますが毎回多数の会員の参加があり盛んな討論を繰り広げています。
製品・労働安全研究部会:小野住会長の豊富な活動経験を元に規格(JIS C 0508-1:1999 電気・電子・プログラマブル 電子安全関連系の機能安全)の詳細な解説を基調として研究部会を開催していますが、解説の途中で参加者からの実務経験に基づいた活発な意見が交換されるなど、企業の担当者にとってはまたとない経験を積み上げる場となっています。
環境マネジメントシステム研究部会:「秦野市が地下水壊滅の恐怖から立ち直った奇跡の全貌」や「栃木県グリーン調達推進方針」等フイールドでの実際出来事を部会長、副部会長が詳細に解説し、参加者の実務経験に基づいての討論や意見交換を行い、審査員として、コンサルタントとして、企業実務者としてのスキルアップに役立っています。
品質マネジメントシステム研究部会:部会長、副部会長の主導で規格内容の詳細解析を行ったり、審査員やコンサルタント、企業実務者の経験結果に基づいての悩み/疑問等を参加者へ出して業務の方向性を見つけたりでお互いのスキルアップに活用しています。
アセスメント協会では、東京の他に東日本(宇都宮市)、関西(大阪)、北陸(高岡市)で定例研究会を開催しております。事務局宛事前に連絡が必要ですが、会員以外の方の入会前見学としてのオブザーバー参加は大いに歓迎いたします。
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製品安全研究会への参加の勧め/幹事 斧原 良一
どうも製品安全研究部会はOHSASでもやっているところと誤解されているようだ。この部会の内容はあまり知られていないが、ものづくりに関係する者にとってこれほど価値ある情報を得られる場所は世の中にそうはない。だから参加は少数ながら常連熟達者のサロンになっている。
「六本木ヒルズの回転ドア事故はなぜ起こったのか。」「湯沸器事故では企業として製品保守への取組み方はどうあるべきだったのか。」「団塊の世代が定年を迎える今技術の伝承をどうすべきか。」「そんなときマネージャーは何を考えどう対処すればよいか」など、時事問題の最新情報や事故の裁判情報などが提供され、意見が交わされる。ものづくりや品質管理の世界で経験を積み上げてきたベテランの議論は聴き応えがあり「目からうろこ」ということもしばしばである。
部会の半分強は、安全設計の手順に関する規格の解説・研究だ。今は電気・電子・プログラマブルシステムの安全規格を題材にしている。安全設計と銘打っているが、これは製品開発手順そのもの。世界の知恵が凝集された規格を読み解き、具体的な仕事に生かせるよう消化するのがねらい。
いま日本のルールは国際社会に向けて急速に開かれつつある。品質や安全規格でも国際規格のJIS化が進んでいるが、その内容はまだあまり知られていない。システム作りは欧米人の得意とするところで、そこで作られた品質・安全設計の規格には素晴らしい。それらの規格はノウハウを蒸留したエッセンスであるが翻訳でもあるため表現が難解で自力での読破は難しい。それを部会長が豊富な体験をもとに具体的な事例を交えて解説してゆく。説明は小野住節で進められ、ときに脱線、品質管理手法の解説に飛んだり、設計者の心得を説いたり、小野住式安全設計手法の解説に入ったり、そのうちにメンバーからの体験談披露も加わって規格の研究は転覆寸前。話しに夢中で昼食時間にずれ込んでしまうこともある。
ISO90001を理解し、それへの適合性を審査する技術も大切だが、世の中の役に立ち、顧客満足を得られるよい製品は、それだけでは出来上がらない。良い技術を育て、人を育て、システムをうまく運用する組織が必要だ。日本がこれまでにTQCで築き上げてきたモノづくりの心と技術、品質に対する厳しさと製品への愛情がよい製品を生み出す。しばしばこの会ではそれが熱っぽく語られる。
「なぜ最近になって製品事故が増えてしまったのか?」「技術者はさまざまな失敗体験を通して感性が磨かれ技術が深められてゆくもの。CADやシミュレーションによる合理化された開発手順は技術者が育つ環境として相応しくない。」この部会では、こんな最近の技術マネジメントの課題もよく話題になる。
経営を知らずに審査をするな、ものづくりや品質管理を知らずにQMSの審査ができるかとはよくいわれること。組織の役に立つ血の通った審査をするために、これは絶対に必要なことなのだ。
組織に所属してモノ作りや品質管理を担当する人はもちろん、審査員にとってもこの部会はその点を強化するために有効な部会であろう。
是非参加して審査員として、組織の経営者として、また品質担当者としての見識を高めよう。 |
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