4月20日〜24日に開催されたISO/TC207/SC1/WG5ロンドン会合において、ISO14001改訂作業はFDIS(最終国際規格案)へ移行することが決定されました。
本年2月の東京会合では、DIS版の「脅威と機会に関連するリスク」が「リスク及び機会」に戻されるなど、箇条6について大幅な修正がなされましたが、ロンドン会合では「力量」、「緊急事態への準備及び対応」、「監視、測定、分析及び評価」など、積み残されたDIS版へのコメント審議を完了しています。
FDISへ移行したことにより要求事項等の技術的な内容が確定され、いよいよISO14001:2015年版の全貌が明らかになります。
(株)グローバルテクノでは、第4回目となる特別講演会「ISO14001改訂最新動向」を開催いたします。本講演会も、TC207/SC1/WG5日本代表エキスパートである吉田敬史氏を招聘し、ISO/FDIS14001逐条ポイント解説を速報します。
ISO14001:2015の発行予定は以下のとおりです。
・2015年6月〜:FDIS登録、FDIS翻訳期間
・2015年7〜8月:FDIS投票期間
・2015年9月〜:ISO中央事務局での最終編集作業
・2015年9月21日:ISO 14001:2015発行
・2015年11〜12月:JIS Q 14001:2015公示
注)上記は現段階での予定であり、今後変更される場合があります。
1996年発行以来、2004年の小改正を経て初の大改正を迎えるISO14001。お早めの情報収集をお勧めします。
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