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ISO最新情報

世界のマネジメントシステム認証件数、2013年版発表(2014.9.24)

  世界のマネジメントシステム認証件数(ISO Survey-2013)が、ISO中央事務局より公表されました。

<各規格の認証件数上位国ランキング>↓

 

ISO9001
(品質)

ISO14001
(環境)
ISO/TS16949
(自動車産業)
ISO/IEC27001
(情報)
ISO22000
(食品安全)
ISO13485
(医療機器)
ISO50001
(エネルギー)

1

中国
337,033件
中国
104,735件
中国
20,355件

日本
7,084件

中国
9,406件
アメリカ
5,035件
ドイツ
2,477件
2
イタリア
160,966件
イタリア
24,662件
韓国
4,696件
インド
1,931件
ギリシャ
1,720件
ドイツ
3,909件
イギリス
330件
3
ドイツ
56,303件
日本
23,723件
インド
4,220件
イギリス
1,923件
インド
1,489件
イタリア
2,124件
イタリア
258件
4
日本
45,990件
イギリス
16,879件
アメリカ
3,903件

中国
1,710件

ルーマニア
1,014件
イギリス
1,812件
スペイン
196件
5

イギリス
44,585件

スペイン
16,051件
ドイツ
3,209件
イタリア
901件

日本
825件

中国
1,330件
インド
172件
6

スペイン
42,632件

ルーマニア
8,744件
日本
1,281件
台北
861件
イタリア
781件
フランス
1,068件
台北
137件
7
インド
40,848件
ドイツ
7,983件
タイ
1,236件
ルーマニア
840件
トルコ
733件
スイス
985件

タイ
132件

8

アメリカ
34,869件

フランス
7,940件
メキシコ
1,205件
スペイン
799件
ポーランド
640件
日本
835件
韓国
111件
9
フランス
29,598件
アメリカ
6,071件
ブラジル
1,195件
ドイツ
581件
フランス
535件
韓国
729件
スウェーデン
94件
10
ブラジル
22,128件
インド
5,872件

イタリア
1,171件

アメリカ
566件
台北
535件
イスラエル
713件
フランス
86件


<増加数ランキング(前年比)>↓

 

ISO9001
(品質)

ISO14001
(環境)
ISO/TS16949
(自動車産業)
ISO/IEC27001
(情報)
ISO22000
(食品安全)
ISO13485
(医療機器)
ISO50001
(エネルギー)

1

イタリア
23,975件
中国
13,162件
中国
2,380件

イタリア
406件

中国
1,178件

アメリカ
961件
ドイツ
1,344件
2
インド
12,248件
イタリア
5,047件
インド
427件
インド
320件

ギリシャ
623件

中国
571件
イギリス
194件
3
アメリカ
8,692件
インド
1,586件
韓国
242件
イギリス
222件
インド
368件
ギリシャ
262件
イタリア
184件
4
ドイツ
4,602件
コロンビア
1,345件
アメリカ
92件

中国
220件

マレーシア
183件

イギリス
239件
インド
98件
5

オーストラリア
3,938件

オーストラリア
1,339件
タイ
89件
アメリカ
151件

キプロス
119件

韓国
154件
タイ
91件
6

コロンビア
3,510件

イギリス
996件
メキシコ
84件
チェコ
133件
フランス
114件
スイス
142件
台北
87件
7
中国
3,163件
ドイツ
968件
日本
44件
オランダ
126件
ロシア
108件
フランス
112件

スペイン
69件

8

台北
2,578件

フランス
846件
ロシア
43件
ドイツ
93件
台北
106件
オーストリア
110件
韓国
63件
9
インドネシア
2,498件
チェコ
577件
トルコ
43件
ハンガリー
81件
チェコ
88件
台北
110件
フランス
49件
10
ギリシャ
2,497件
インドネシア
523件

台北
41件

マレーシア
81件
スイス
79件
チェコ
110件
オーストリア
43件


詳しくは、ISOのホームページ(http://www.iso.org/iso/iso-survey)をご覧ください。

労働安全衛生マネジメントシステム規格「ISO45001」CD続報(2014.8.29)

 

以前お伝えしたように労働安全衛生マネジメントシステム規格「ISO45001」がCD段階に移行しました。規格タイトルは投票の結果、「OHSMS」17票、「OSHMS」13票、棄権7票で、「OHSMS」が採用されています。また、ISO/CD 45001の章構成は以下のとおりです。

1 適用範囲
2 引用規格
3 用語及び定義
4 組織の状況
4.1 組織及びその状況の理解
4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
4.3 OH&Sマネジメントシステムの適用範囲の決定
4.4 OH&Sマネジメントシステム
5 リーダーシップ
5.1 リーダーシップ及びコミットメント
5.2 方針
5.3 組織の役割、責任及び権限
6 計画
6.1 リスク及び機会への取組み(6.1.1一般/6.1.2危険源の特定
6.1.3法的及びその他要求事項の決定/6.1.4OH&Sリスクの評価
6.1.5変更のための計画/6.1.6取組みのための計画策定)
6.2 OH&S目的及びそれを達成するための計画策定(6.2.1OH&S目的
6.2.2OH&S目的を達成するための計画策定)
7 支援
7.1 資源
7.2 力量
7.3 認識
7.4 情報、コミュニケーション、参加及び協議(7.4.1情報及びコミュニケーション/7.4.2参加、協議及び代表者の選出)
7.5 文書化した情報(7.5.1一般/7.5.2作成及び更新/7.5.3文書化した情報の管理)
8 運用
8.1 運用の計画及び管理(8.1.1一般/8.1.2管理策の優先順位)
8.2 変更管理
8.3 アウトソース
8.4 購買
8.5 請負者
8.6 緊急事態への準備及び対応
9 パフォーマンス評価
9.1 監視、測定、分析及び評価(9.1.1一般/9.1.2順守評価)
9.2内部監査(9.2.1内部監査の目的/9.2.3内部監査プロセス)
9.3 マネジメントレビュー
10 改善
10.1 発生事象、不適合及び是正処置
10.2 継続的改善

〜text by 研修部 澤本 メールマガジン 「グローバル・ニュース」 Vol.41より〜

改正版ISO14001の全容(2014.8.29)

 

ISO14001改正作業は6月27日付でDIS(国際規格案)登録されました。以前、CD.2(第二次委員会原案)からDIS(国際規格案)への主な変更点をお知らせしましたが、今回はあらためて改正版ISO14001の全容についてお知らせします。

今回の改正では、マネジメントシステム規格作成・改訂のために開発されたMSS共通テキスト(ISO/IEC専門業務用指針 附属書SL)を適用し、他のマネジメントシステムとの整合化が促進されます。

MSS共通テキストは、1.適用範囲/2.引用規格/3.用語及び定義/4.組織の状況/5.リーダーシップ/6.計画/7.支援/8.運用/9.パフォーマンス評価/10.改善 の10章で構成されています。

「組織の状況」は組織が特定の分野でマネジメントシステムを行うにあたって組織内外の関連状況を把握するプロセスで、いかなるマネジメント領域でも必ず状況認識のプロセスが存在するという前提に立った構成です。「リーダーシップ」は経営層のリーダーシップの重要性から独立させ、続く「計画」、「運用」、「パフォーマンス評価」、「改善」がそれぞれPDCAに該当します。「支援」はPDCAの動作を支援する要素群です。

一方、TC207/SC1では、ISO14001改正のためのスタディグループを設置し、24項目にわたる「推奨事項」を改正作業のインプットとすることを決定しました。以下に主な項目をピックアップすると、

○汚染の防止の概念を拡大/明確化する ○ISO26000(社会的責任に関する手引き) 6.5章の環境原則への対応を考慮する ○ISO14001の中で環境パフォーマンス(とその改善)の要求事項を明確化する ○ISO14001で法令順守を達成するアプローチ/メカニズムを明確に記述し伝達する ○製品及びサービスの環境側面の特定と評価において、ライフサイクル思考及びバリューチェインの観点に対応する ○組織の優先順位と整合して、環境に関する戦略的考慮、設計及び開発、購買、マーケット及び販売活動に関連する明確な要求事項/指針を含む など、ISO14001発行以降に顕在化してきたEMSを取り巻く新たなニーズ、EMSの信頼性・有効性の向上、さらに国際政治の中でISO14001の果たすべき役割の明確などの課題が挙げられています。

これらの要素によって、改正版ISO14001はどのような変更が出てきているのでしょうか。ISO/TC207/SC1が発表したISO14001改正に関する情報文書では、以下のように報告しています(あくまでDIS段階の情報です。今後変更される可能性があります)。

「戦略的な環境管理」
組織及び環境の双方への便益のため、機会を特定し活用するために、組織の状況の理解に関する新しい要求事項が取り入れられている。脅威及び機会に関連するリスクを生み出す内部・外部の課題はEMSの運用計画に統合する。

「リーダーシップ」
EMSの有効性に対する説明責任、事業プロセスへのEMS要求事項の統合など、リーダーシップの役割に特定の責任を割り当てる箇条が新たに追加された。

「環境保護」
組織に対する期待は、組織の状況に応じて害及び劣化から環境を保護するための事前対応的(proactive)なイニシアチブにコミットすることにまで拡大した。

「環境パフォーマンス」
継続的改善に関して、マネジメントシステムの改善から環境パフォーマンスの改善に重点が移っている。方針のコミットメントに従って組織が設定したレベルにまで環境影響を低減させることとなる。

「ライフサイクル思考」
組織が管理する及び影響を及ぼす範囲は、製品・サービスの開発、調達、使用及び使用後の処理(例;購買プロセス、設計プロセスなど)に関する環境影響にまで拡張する必要がある。

「コミュニケーション」
コミュニケーション戦略の策定が、外部及び内部コミュニケーションの双方に同等の比重で追加された。外部にコミュニケーションを行うか否かは組織によって決定されるが、規制当局及び他の利害関係者の期待によって求められる情報の報告を考慮に入れる必要がある。

「文書類」
“文書”や“記録”に代わって、“文書化した情報”という用語を導入している。組織のIT化に対応し、条項番号によらないプロセスベースでの情報化の推進が期待される

<参考>
日本規格協会ホームページ「ISO14001の改正 スコープ、スケジュール及び変更点に関する情報文書」2014年7月更新版
http://www.jsa.or.jp/stdz/iso/pdf/14001_revision_info.pdf

ISO14001改正スケジュール(変更の可能性があります)
2014年9〜11月:DIS投票
2015年2月:WG5東京会合、FDIS作成・回付
2015年4〜5月:FDIS投票
2015年6〜7月:改正ISO14001発行
2015年9月:JISQ14001:2015公示

〜text by 研修部 澤本 メールマガジン 「グローバル・ニュース」 Vol.41より〜

マネジメントシステム基礎講座/共通テキスト、逐条解説 9 (2014.8.29

 

今回は箇条9「パフォーマンス評価」(前半)について解説いたします。箇条9.1「監視、測定、分析及び評価」では、まず、次の事項を明確にすることが求められています。

1. 何を監視・測定するか?
2. どのように監視、測定、分析及び評価をするか?
3. 監視・測定をいつするか?
4. 監視・測定の結果を、いつ分析・評価するか?

さらに、これらの活動の結果の証拠となる、文書化した情報を保持すること、XXXパフォーマンスとXXXマネジメントシステムの有効性を評価することが求められています(「XXX」には、「品質」「環境」「情報セキュリティ」「食品安全」などの語が入ります)。

ISO/DIS9001では、9.1.2「顧客満足」、9.1.3「分析及び評価」に関する要求事項が追加されています。またISO/DIS14001では9.1.2「順守評価」が追加されています。監視・測定、さらのその結果の分析・評価を、いつするのか? 「今でしょ!」とは限らないので、実施する時期をあらかじめ計画しておくことで、マネジメントシステムを効果的に計画・実施・評価・改善することができます。夏休みの宿題も、依頼された原稿も、締めきり間近になってから慌てるようではいけません。きちんと計画を立て、あらかじめ決められたタイミングで監視・測定し、その結果を分析・評価すれば、大概の宿題も原稿も、締め切り厳守!できるはずですし、その内容も立派なものに仕上がるはずですね。

箇条9.2「内部監査」
9.2.1では、マネジメントシステムの適合性・有効性に関する情報を提供するために、あらかじめ定められた間隔で内部監査を実施することが要求されています。

9.2.2では、内部監査に関する具体的な要求事項が規定されていますが、従来のISO9001、14001、27001とほとんど変更はありません。ちなみに、共通テキストでは、内部監査員に対して「自らの仕事を監査してはならない」という要求事項はなくなりました。小規模の組織で、内部監査員自身の仕事の責任範囲と監査対象の業務を切り離すことが難しい場合などへの配慮があるのだと思われます。また、あくまで「監査プロセスの客観性・公平性」を確実にできる範囲で、監査員の選定は組織の自由(自己責任ともいう)に任されているということでしょう。

先日、講師陣と飲みニケーションを目的とした納涼会を中野にて開催しました。来年のISO9001、14001規格改訂に向けたコース開発について真剣に論じるとともに、最近はめっきり飲みニケーションの機会が減ったという指摘を受け、8月より新設された企画室にて様々な企画を検討・計画・実施することになりました(社長、今後ともご支援お願いいたします)。次回は、箇条9「パフォーマンス評価」(後半)について、さらっと解説します。

−補足−
統合版ISO補足指針の附属書(Annex SL)に収録されている「共通テキスト」は、日本規格協会の「マネジメントシステム規格の整合化動向」のwebページ(http://www.jsa.or.jp/stdz/mngment/mngment03.asp)で公開されています。このページの「ISO MSS上位構造、共通テキスト及び共通用語・定義(英和)」をクリックすると、対訳資料を閲覧できます。この連載とあわせて、ぜひ原文もお読みになることをお薦めします。

〜text by 研修部 萬木 メールマガジン 「グローバル・ニュース」 Vol.41より〜

労働安全衛生マネジメントシステム規格「ISO45001」がCD段階へ移行(2014.7.30)

 

2014年3月31日〜4月4日に、モロッコ王国/カサブランカにて、第2回ISO/PC283国際会議が開催され、ISO/WD45001に対するコメント審議が行われました。この第2回カサブランカ会議の結果を踏まえたドラフト版が7月1日回付され、委員会原案(CD)に進めるか否かについて投票が行われました。その結果、賛成50、反対12、棄権3、無回答20でCDへ移行することが決定しました。今後は7月18日から10月18日の3ヵ月間のコメント募集後、12月初旬に第3回会議が開催される予定です。なお、日本規格協会より 「ISO/CD 45001:2014(労働安全衛生マネジメントシステム−要求事項及び利用の手引)」(英文)が発売されています(http://www.jsa.or.jp/stdz/iso/iso45001.asp)。

〜text by 研修部 澤本 メールマガジン 「グローバル・ニュース」 Vol.40より〜

ISO/DIS 14001の概要 −速報!DIS−(2014.7.30)

 

2014年5月23日〜28日に開催されたTC207/SC1/パナマ総会WG5においてISO14001 CD.2のコメント処理とDIS起草が完了しました。この結果、ISO14001改正作業をDIS段階に進めることが決定し、6月27日付でDIS登録、回付されました。

グローバルテクノでは、7月18日に「ISO14001改正最新動向」としてSC1/WG5日本代表委員の吉田敬史氏を招聘し、DISについて解説いただきました。吉田氏の解説によると、CD.2からの変更点は以下のとおりです。

・リスクの定義 →
ISO31000に合わせ、「目的に対する不確かさの影響」とする(DIS9001では、「期待される結果に対する不確かさの影響」)
・リスク及び機会 →
「脅威と機会に関連するリスク」に置き換え(「機会」と対になる言葉は「脅威」であることを合意)
・著しい環境側面/順守義務/脅威と機会に関連するリスク の計画プロセス →
相互関係を敢えて規定せず、多様な適用を考慮
・バリューチェインの管理 →
「運用の計画及び管理」に統合。組織の事業プロセスの範囲(例えば、購買プロセス、設計プロセスなど)でライフサイクルの視点を考慮する(「バリューチェイン」の定義は削除)

今後の予定は変更ありませんが、国内ではJIS規格作成作業がスタートします。現在のスケジュールでは、2014年9月20日にJIS公示予定です。

2014年9〜11月:DIS投票
2015年2月:FDIS回付
2015年4〜5月:FDIS投票
2015年6〜7月:改正ISO14001発行
2015年9月20日:JISQ14001:2015公示

〜text by 研修部 澤本 メールマガジン 「グローバル・ニュース」 Vol.40より〜

マネジメントシステム基礎講座/共通テキスト、逐条解説 8 (2014.7.30)

 

箇条8「運用」について解説いたします。共通テキストの箇条8は、8.1「運用の計画及び管理」だけで簡潔にまとめられています。

箇条8.1一つしかないのだから、8.1のタイトルは要らないのではないか?と気になる方もいらっしゃるでしょう。これは、各マネジメントシステム規格では、箇条8.2以降にそれぞれの規格に固有の要求事項を追加することを想定して共通テキストが作られているからなのです。

箇条8.1「運用の計画及び管理」では、次に示す事項を実施することによって、要求事項を満たすために、さらに箇条6.1で決定した取組み(6.1a)、b)参照)を実施するために必要なプロセスを計画・実施・管理することが要求されています。

・プロセスに関する判定基準を設定すること
・その判定基準に従って、プロセスの管理を実施すること
・プロセスが計画通りに実施されたことを示すために必要な、文書化した情報の保持

また、変更が計画されている場合は、その変更による悪影響を緩和するための処置を必要に応じてとりながら、変更について管理するとともに、意図しなかった変更によって生じた結果をレビューすることが求められています。さらに、外部委託(アウトソース)したプロセスの管理を確実にすることも求められています。DIS 9001では、これに続けて、

8.2 製品及びサービスに関する要求事項の明確化
8.3 製品及びサービスの設計及び開発
8.4 外部から提供される製品及びサービスの管理
8.5 製造及びサービスの提供
8.6 製品及びサービスのリリース
8.7 不適合のプロセスアウトプット、製品及びサービスの管理

のように、現在のISO9001:2008の箇条7に相当する部分が箇条8.2以降に加えられています。DIS 14001では、箇条8.2「緊急事態への準備及び対応」が加えられ、ISO27001では、箇条8.2「情報セキュリティアセスメント」、8.3「情報セキュリティリスク対応」が加えられています。

共通テキスト、各マネジメントシステム規格では、箇条8の要求事項は包括的で一般的な内容にとどめられていますが、箇条8は、組織のマネジメントシステムのプロセスを運用するための計画・実施・管理について要求しているので、組織ごとに必要な手順や記録などの文書化された情報が必要になってくるでしょう。

今年は2月にDIS 13485(医療機器)、5月にDIS 9001(品質)、6月にDIS 14001(環境)が発行され、盆暮れ正月が一度に来たような忙しさで、規格マニアとしては嬉しい悲鳴をあげています。例年に増して一段とHOTな夏になりそうですが、豪雨にも負ケズ夏風邪にも負ケズ、元気に夏を乗り切りましょう!次回は、箇条9「パフォーマンス評価」(前半)について、さらっと解説します。

−補足−
共通テキストが7月に一部改訂されました!統合版ISO補足指針の附属書(Annex SL)に収録されている「共通テキスト」は、日本規格協会の「マネジメントシステム規格の整合化動向」のwebページ(http://www.jsa.or.jp/stdz/mngment/mngment03.asp)で公開されています。このページの「ISO MSS上位構造、共通テキスト及び共通用語・定義(英和)」をクリックすると、対訳資料を閲覧できます。この連載とあわせて、ぜひ原文もお読みになることをお薦めします。

〜text by 研修部 萬木 メールマガジン 「グローバル・ニュース」 Vol.40より〜

JSA、「対訳ISO/IEC 27001:2013(JIS Q 27001:2014)情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格(ポケット版)」を発行 (2014.7.30)

 

JSA((一財)日本規格協会)は、書籍「対訳ISO/IEC 27001:2013(JIS Q 27001:2014)情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格(ポケット版)」を発行いたしました。定価 3,900円(税抜)。詳しくはこちらをご覧ください(http://www.webstore.jsa.or.jp/lib/lib.asp?fn=/iso/iso14_03.htm)。
メールマガジン 「グローバル・ニュース」 Vol.40より〜

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